植木投げの法
東方のssをやってます。霖之助中心です。リンクフリーでございます。
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なんだかよく分からない話

 鈴仙ネタを考えなければならないのに、小町ネタが出てくる私の脳味噌。
 もうそろそろ消費期限っぽいです。だれか交換してください。

 そうそう、また鼻血を噴出すところでした。
 リンク追加です。
未確認歩行物体
 ぽんこつたぬきさんのサイトです。
 私のところに来るお方は間違いなく知っているはず。
 さる妖怪変化だというお話なのです。
 すばらしい霖之助を書かれます。

 というわけで…?
 あれ、永霖を書いていたはずなのになんだこれ?
 すいませんでした、永霖はまた後日にいたします…。


『なんだかよく分からない話』


 そこは、永遠亭だった。

「…は?」

 行き着いた行程が分からなかったのだろう、霖之助は口をだらしなく開けたまま硬直してしまった。無理も無いだろう。確か自分は妹紅に会いに来たのだと自問自答しながら、永遠亭に背を向ける。そして妹紅と慧音の庵のある場所に歩を進めること半刻。

「…またか」

 額に手をやり、ため息を吐く。これで五度目の永遠亭との邂逅。いいかげんにうんざりしてくるだろう。しばらくその体勢のまま考え込んだが、覚悟を決めて、今度は永遠亭の門へと歩を進める。

「妹紅に会うのは明日か、明後日か…」

 もう一度、深くため息を吐きながら。






「そりゃあ、ブフゥ、大変だったねプスススス」
「てゐ、笑うなら普通に笑ってくれ」

 門をくぐると同時に、霖之助を待ち構えていたのであろう詐欺兎が現れた。ちょいちょいと服の端を引っ張り、霖之助を案内する。そのてゐにうっかり愚痴をこぼしたら、先程の笑い声なのか同情しているのかわからない言葉を言われたのだった。

「し、失敬、ふす~」
「止まりきってない止まりきってない」

 そんな漫画のような話しをしながら、ある一室に案内された。てゐは依然、噴いている。いいかげんにイラついたのか、てゐの頭に手を強く押し付け、ぐりぐりと撫でる。「きゃ~」というあまり力の入っていない悲鳴をあげるてゐ。その顔は妙に嬉しそうだった。

「あの~、霖之助さん?」

 そうやっていると、後ろから声をかけられた。おそらくここへ来た原因を作ったであろう、鈴仙だった。振り返る前に一瞬嫌そうな顔をした霖之助だが、鈴仙のほうを向くときは商売用の微笑を顔に貼り付けていた。こんな所だけは器用な霖之助だった。

「なにかな?」
「入らないんですか?」

 言って、鈴仙が扉を指差す。できれば一通りてゐを撫でたらそのまま帰りたかった霖之助だが、こうなってはもう逃げられないだろう。なにせ相手は鈴仙だ。こと逃げることに関しては小町や咲夜なみに厄介だ。せめて扉の奥に居るのが彼女であってほしいと願うばかりだ。恐る恐る扉に手を掛け、ゆっくりと開けていく。そこに居たのは

「やっと入ってきたわね…扉の前でなにしてたのかしら」

 永琳だった。霖之助、心の中で静かに安堵する。もう一方だった場合、録でもないことは避けられないが、永琳だったら確立はだいぶ低くなる。少なくとも霖之助はそう信じている。

「いや、ちょっとてゐの相手をしていただけだよ」

 室内に一歩足を踏み入れる。慎重に、慎重に。前回迂闊に入ったときには、落とし穴に嵌って、てゐに助けられるまで三日ほど監禁された、だなんて笑えない過去があったりなかったり。

「今日は何も仕掛けてないわよ」

 そう言うと、永琳が霖之助の手を引いて部屋の奥に招き入れる。一緒に、服の端を持っていたてゐと、何故か鈴仙も付いて来た。そして、扉が閉められる。

「…不穏な空気を感じるんだが」

 部屋の中心で立ち止まる。四方から感じる何者かの気配に怖じる霖之助だが、次の瞬間には、全て遅かったと知る。

「出ろ~!」

 その鈴仙とてゐの叫びと同時に、大量の兎の塊りが霖之助を飲み込んだ。そしてその塊がもそもそと霖之助をどこかへ運んでいく。 なかなか不気味な光景だった。霖之助の悲鳴を蕩けた表情で見送りながらも、永琳は耳に手を当てる。そこには無線機らしきものが。

「…姫様、霖之助の捕獲を完了しました」

 その無線の繋がっている先は輝夜。笑い声が永琳の鼓膜を破らんばかりに響いている。毛玉につつまれた霖之助の姿を想像してツボに入ったのだろう。



 霖之助が妹紅に救出されるまで、あと七日。それまで霖之助の苦悩は続くのであった。


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