植木投げの法
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環のはじめ

 さんざ悩んだのになんだこれ生植木いいいいいいいいい!!

 やっと書けました。
 しかし、どうもなんというか。
 ちょっと中途半端です。
 うう、フラグの立つ瞬間って難しい…。

 というわけで、期待はダメ、絶対。



たまきのはじめ』


「…ああ」

 それはいつものことだった。いつものように門の前に立ち、いつものように黒白が現れ、いつものように簡単に倒され、いつものように止めを刺される。今はここ。本当に、本当にいつものこと。もう私には何もできることなんてなかった。観念して、目をつぶる。できれば、なるべく痛くならないように…

「……?」

 でも、その瞬間はいつまでたっても訪れなかった。代わりに、魔理沙さんの驚愕の声と、私よりも大きい影が…。







「…あれ?」

 目を開くと、そこは紅魔館の医務室だった。もう見慣れたその部屋の天井を見て私は、ああ、気絶したんだなと思い至った。そこでふと気付く。私の隣には誰かが居た。本を読んでいる人影が。

「…えっと」

 隣に居た人のことを知っているような気がした。銀色の髪、いつも本を読んでいて、眼鏡…ああ。確か香霖堂の店主の…

「霖之助さん?」
「ん? ああ、起きたのか」

 そこでようやくその人――霖之助さんが本から顔を上げた。この人と会うのは初めてだけど、よく咲夜さんやお嬢様から妙に熱く話を聞いている。偏屈な人と言っていたが、そんな印象は見受けられなかった。

「…どういう状況なんでしょうか?」

 訊きたいことが多すぎたので、とりあえずこう訊いておく。現状の把握は兵士にとって大事な事だって誰かが言ってた気もするし。

「現状かい? まぁ、簡単に言えば、魔理沙に気絶させらた君をここに運び込み、そのまま三刻といったところか」
「えっと、運んでくれたんですか?」
「そうだけど」
「あ、ありがとうございます」

 と、ここまで来たところで自分の本分を思い出す。そうだ、私は紅魔館の門番…!

「ああ、門番なら魔理沙を立たせているよ」
「へ?」
「まずかったかい?」
「あ、いえ…」

 あの魔理沙さんが立っているらしい。驚きだ。でも、そうなると一つ不安な事が増えた。

「門、壊されないでしょうか…」
「壊したら、坊主になって隻眼になって、腎臓が一つなくなるだけさ」

 さりげなく恐いことを言っている。「修理費と僕への借金でね」と付け加えられても、もう恐いことしか残らない。というか、なんのフォローにもなってない。

「無理をして起きてはいけない」

 そう言うと、霖之助さんは私の額に手を乗せた。

「…、あ」

 冷たい手で、気持ちが良かった。私を立たせないようにだろうけど、その手に慈愛を感じてしまった私はもう駄目なのだろうか。

「さて、君も起きたことだし。咲夜さんにでも…?」

 立ち去ろうとした霖之助さんの動きが止まった。そしてある一点をみつめている。そこにあったのは、霖之助さんの服の端を引っ張っている私の手だった。何故握ってしまったのだろうか。まぁ、答えは分かりきっていた。

「あの、もう少し…」

 霖之助さんは優しげにため息をはくと、また椅子に座りなおした。なぜだか、霖之助さんに傍にいて欲しかった。初めて会うのに、変な感じだ。そのまま半刻ほど、静寂が流れて行った。



 これが、私と霖之助さんの長く密接した縁の始まりだった。



コメント
この記事へのコメント
よく弄られている紅美鈴につかの間の安息を

こういうのもよいと思いますよ
これからもガンバ!
2008/04/21 (月) 23:36:57 | URL | 月樹 #HfMzn2gY[ 編集]
 しかし、このあと散々霖之助に弄られたりして。

 ありがとう御座います。
 これからも…がんばります! えぇ、頑張りますとも!


2008/04/27 (日) 16:24:17 | URL | 生植木 #-[ 編集]
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