植木投げの法
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ある日の香霖堂・睡眠誘導

 今日は嬉しいリンクの追加報告です。
 嬉しいです、狂喜乱舞です。
 しかも大御所です。二度目ですが狂喜乱舞です。

Evolution&RareOrganization
 言わずと知れた、大御所の鬼狼さんのサイトです。
 ヤンデレで有名ですね。
 というか、自分が説明するまでもありません。さあ参りましょう。


 リクエストの『甘めの萃霖』です。
 すごい短いです。


『ある日の香霖堂・睡眠誘導』

「なぁ、霖之助」
「なんだい?」

 もう幾度と無く繰り返されたこのやり取り。萃香が問い、霖之助が答え、また萃香が問う。彼らの日常の一つの形。ただ一ついつもと違うことといえば、霖之助の膝の上に萃香がいるということだ。

「ここ最近、客が来るようになったな」
「…そうだね。一昨日なんか特に忙しかった」
「酷かったな、あれは」
「ああ、酷かった」

 しみじみと語る二人。その背中には哀愁のようなものが見えた気もした。ふう、と萃香は一つため息を吐いた。そして少しむくれた顔をする。

「まぁ、その話はいいんだ」
「いいのかい?」
「いいんだよ」

 そう言うと、霖之助の胸に後頭部を押し当てて、下から霖之助の顔を仰ぎ見る。角も当たっている気がするが、気のせいだろう。霖之助も萃香と目を合わせる。

「最近、こうやってゆっくりできてないなって」
「そういえば、そうだったかな」
「そうだった」

 うんと頷くと、体反転させて、霖之助に抱きつくような形になる。ぐいぐいと頬を押し付け、まるで猫のにおい付けの様な仕草をする。

「ふあ…あふ」
「…眠いのかい?」
「んにゃ、眠くなんか…」

 萃香の目がとろけてきている。霖之助のにおいで落ち着いたのだろうか、抱きしめている腕にも力が抜けてきている。萃香がずり落ちないように、霖之助が萃香を抱きとめた。そして、気付いたときには既に、萃香から規則正しい息遣いが。霖之助が首をめぐらすが、手近に萃香に掛けられる布団のようなものが無かった。

「…ふぅ」

 ため息を、慈しむように吐いた。そして萃香がなるべく冷えないように、抱き寄せ、密着させる。くすぐったそうな萃香の寝息を聞きながら、変な気が起きないように気を静める。




 この日に限り、香霖堂は静かだった。
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