植木投げの法
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煙草の話の成れの果て


 昨日書いた物を貼っておきます。
 霖之助の妹紅の話です。
 たしかそのつもりで書いていたつもりなんです。
 香霖堂にまだ萃香もルーミアも居ない時期です。

 そういえば、もう2000hitでした。
 早いものです。
 リクエストは随時受け付けているので、この場合はどうすればいいでしょう?
 あ、でも募集とはまた違うのかも…。
 一回、抽選ってのをやりたかたんですけどねぇ。

 次回は萃香、次々回は美鈴? 更にその次はまた妹紅の予定です。
 期待しないで待っていてください。


『煙草の話の成れの果て』



 僕の前で妹紅が煙草を吸っている。最近良く見る妹紅の姿だ。その様は、どこか高貴な所が見える。誰が見てもおそらく、絵になる光景だった。

「…煙草って言うのは、美味しいのかい?」
「んぁ? いや、美味いって言うかさ…まぁ、一度吸ってみれば分かるか?」

 そういうと、妹紅は僕に煙草を渡してきた。妹紅がしているように口にくわえてみるが、当然の事ながら味もなにもしない。

「火、火…。あ、そうだ、マッチ切れたんだっけ…。霖之助、火持ってないか?」
「台所にあるが、取ってこようか?」
「や、いい。そのまま咥えてろ」

 そう言うと、妹紅が顔を寄せてきた。どうやら煙草の火で着けたいらしい。僕もさして反論は無いので、大人しくしておく。しかし、どうやら上手くいかないのか、なかなか火はつかない。

「お、も、ちょ…」
「…妹紅?」
「なんだ霖之す、おあ!?」

 スローモーションで妹紅の顔が近づいてくる。どうやらバランスを崩して椅子から落ちそうになっているらしい。僕も妹紅も驚きに口を情けなく開け、煙草を取り落としている。このままいけば、妹紅が僕に体当たりを食らわせることになってしまう。だが、こんなときに限って、こんなに無駄なことを考えられるのに、体は動かなかった。

「そこまでよ!」

 突然、声が聞こえた。かと思うと、僕と妹紅の顔の間に手が割って入ってきた。そしてその手が妹紅と僕をそれぞれ反対側に叩きだした。当然僕達は後ろに倒れこみ、背中を床に打ち付けることになった。痛い。

「いったぁ…」

 妹紅が勘定台の向こう側で悶えている。痛みに耐えながら周りを見回すと、そこには見知った人がいた。彼女も、ここ最近良く見かける気がする。

「ぐ…、ここまでする必要は無かったんじゃないのかい、咲夜さん」

 咲夜だった。しかし普段の彼女とは違って、不機嫌だ。僕の隣に仁王立ちをしている。

「そんなことはどうでもいいの」
「そんなことって…妹紅、大丈夫かい?」
「いたい」
「そんなことより! 貴方達、さっき何しようとしてたの!?」
「なにって…」
「私達はただ煙草の火をつけようと…」

 一応、真実は言った。僕らがしようとした行為は紛れも無くそれだった。なのに咲夜は納得がいかないらしく、腰に手を当てている。

「嘘は駄目よ! 貴方たち今、キスしようと…!」
「…え?」
「は!?」

 咲夜の口から出てきたのは、思いもよらない事だった。妹紅なんか驚きすぎて立ち上がっていた。しかし、顔を真っ赤にして口をパクパクとさせているだけで、何もできていない。…しかし、思い返してみれば、確かにその一歩手前だったかもしれない。

「私だってまだしてないのに…!」
「いや、違う、違うぞ! そんなやましい事は…」

 だんだん語尾が小さくなっていく妹紅。完全に逆効果だった。

「絶対にさせないわよ!?」
「う、うるさい! だから違うって言ってんだろ!?」

 咲夜がナイフを構え、妹紅が炎を噴き出す。店内で臨戦態勢は勘弁してほしかった。というか、妹紅の炎で煙草に火をつければよかったんじゃ…

「お、落ち着くんだ二人とも! 店内で…」
「霖之助は黙ってて!」
「そうだ!」

 静止するつもりが、逆に制されてしまった。彼女達は止まらずに、互いの弾幕を展開しはじめた。僕はもう、無様に逃げ出すしかなかった。情けないとか言わないでくれ、僕では回避しきれない。

 ああ、願わくば香霖堂が無事であるように。












「…で、ここに来たんですか?」
「ああ、死ぬかと思った…」

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