植木投げの法
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拍手まとめその十三

 拍手まとめです。
 その辺の草とか毟って入れてある感じです。
 今回は衣玖さん、紫瓜(ゆかりに非ず)、小町です。

 衣玖さんはこう、のらりくらりとした感じに書きたかったんです。
 パチュリーを動かしてみました。
 アウトドア派なパチュリーはどうなんでしょう。
 小町はもう、なんだか暴走気味です。私が。

『フィッシュト・ウィズ』


「久しぶりですね、霖之助」
「…衣玖さん? どうし…ああ、そういえば、緋色の雲が浮いてたな」
「まぁ、今は仕事が無くて暇なのですが」
「あの様子じゃ、完成まで今一歩と言った所だしね」
「はい。何度か訪問者を迎えましたが、解決しようとはしておりませんでしたし」
「この分だと、僕は雨露を凌げなくなってしまうな」
「雲の中は意外と快適ですよ?」
「遠慮しておくよ、僕にはそこまで行く気力も行動力も無いからね」
「でしょうね。まったく、あなたは怠惰ですね」
「僕らしいと言ってくれ」
「まったく、仕様のありません」
「よく言われるよ」
「なので、誘拐しようかと思います」
「なに? うわ!?」
「簀巻きにしてしまえば、逃げられないでしょう」
「…そもそも、君が本気で追ってきたら逃げられないと思うが」
「気にしないでください。どうせ誰も来ないんですから」
「君がそれを言うか」




 魚が魚釣り。


―――――――――――――――――――――――――

『動いちゃった大図書館』


「…パチュリー?」
「ええ、そうよ」
「いやいや、そんな馬鹿な。ここは香霖堂だ、パチュリーは…」
「いるわ」
「いや、妙な幻覚だ。僕の頬を抓ってくるよこれ」
「…そんなに認めたく無いの?」
「君を知る者なら、百人が百人そう言う」
「まぁ、そうよね。でも一応、私はまだ図書館から出てないのよね」
「そうなのかい?」
「私のいるところが、私の図書館なの」
「なるほど、大した理屈だ」
「ええ、だからここは出張図書館に決めたわ」
「接続詞を間違えているような気がするんだが」
「そっちに行ったか」
「ああ、精一杯話題を反らさないと居座られてしまうからね」
「さあ、まずは大掃除よ。鬼と夜行生物を追い出さなくちゃ」
「君ほど大掃除が似合わない者もそうはいまい」
「冗談よ」
「だろうね」
「図書館と小悪魔は圧縮して持ってきたから、部屋を一つくれればいいわ」
「勘弁してくれ、本当に」




 図書館大移動。



―――――――――――――――――――――――――


『何故こんなにも口説きたくなる』


「なあ、霖之助」
「なにかな、小町」
「お前、魚釣る気あるか?」
「この僕を見て、何故それを訊くのかな」
「…そうだよな、針が縫い針のヤツに訊くのが間違いだよな」
「まったくだ」
「お前のその態度が分からんよ」
「そうか」
「……」
「………」
「で、なにしてるんだい?」
「釣りだけど」
「水面に針もつけないでよく言うよ」
「魚は釣らないからね」
「じゃあなんだ、太公望の真似事か?」
「いや、そうでもないよ」
「ますますわからん」
「簡単な事だよ」
「いや、だから」
「こんなに素敵な女性が隣にいるのに、魚の相手をしろと言うのかい?」
「…へ?」
「なんでもないよ」
「……いっちょまえに」
「顔の赤みを戻してから言おうか」





 肴。





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