植木投げの法
東方のssをやってます。霖之助中心です。リンクフリーでございます。
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七日目。第二部であります
 ssであります。
 前にボツにした物を改定したりしてなんとかしました。
 次回はリクエストのヤンデレを、書こうかなと。
 キャラはお楽しみであります。
 楽しみにしなくても支障はありません。
 むしろ書き上げられるかも微妙なところであります。
 ヤンデレって、どう書けばいいんだろ…?

 今回のメインは小町です。多分。



『死神と世間話・前』


 結局僕は臨死体験をするのであった。




「………ぶあ!?」

 飛び起きた。跳ね起きた、だなんてのは生ぬるい起き方だったと、今までの人(?)生を通して思う。我ながら、よくこんなに飛んだなと感心したほどだ。とうとう僕も妖怪じみてきた。そういえば、もうそろそろ満月だったか。…と、そんな詮無い事を考えながらも、周囲を見渡してみる。…ああ、見覚えがある。あれはいつだったか。そうなると、ここに居て然るべき人物が…。

「お、ようやっと起きたか。相変わらず寝ぼすけだなぁ、霖之助は」

 いた。それもすぐ隣に。やはり起き抜けではだいぶ鈍いらしい。まったく気付かなかったことに、少しだけ赤面した。しかし、彼女はその様子を気に留めることも無く、僕の隣から立ち上がる。どうやら正座をしていたようだ。というか、膝枕をされていた。

「まったく、なんつー頻度で来るんだよ、霖之助。もう、にー、しー、ろー…九回目だろ?」
「僕も、できればあと50年は君の顔を見るつもりは無かったんだけどね」
「またまた、そんなこと言ってぇ。小町おねぇさんに会えなくて寂しかったろ?」
「…ああ、寂しかったよ。なにせ世間話の相手をしてくれる程暇な人はなかなかいないからね」

 振り向けばやはり、よくサボることに定評のある、三途の川の渡し守こと小町がいた。あまり良いことでもない気がするが、彼女とは顔見知り以上の仲だ。故に、こんな冗談なんかも言い合えたりする。いや、良くないことなんか無い。

「んで、今回はどうしたんだ」
「…なんだろうね」

 頭をかく霖之助を見て、小町はため息を吐く。

「なんだろうね、てお前な。もしかしたらお前の死因になるんだぞ?」
「そんなこと言われても」

 と、顎に手を当てて考える霖之助に、またため息を吐く。そのまま暫く考え込んでいたが、いきなり「ああ」と手を打った。

「なんだ、思い出したか?」
「おそらくスタングレネードだ」
「すたん? なんだそりゃ」
「まぁ、端的に言えば爆弾だよ」
「爆弾か。そりゃ死んだな。面倒見てやろうか?」

 そう言うと霖之助に詰め寄る。ほぼ密着状態だったが、霖之助は慌てない。こんな事は、彼女と話せば何時ものことだった。落ち着いてた様子で小町を引き剥がした。

「気絶させるだけの物だから、死にはしないよ。おおかたどこかで頭をぶつけたのだろう。それに、面倒なら寧ろ、僕が見るハメになるだろう」
「む、いっちょまえに。可愛げがなくなったな、最初の頃は逐一真っ赤になってたのにさぁ」
「映姫さんの方が赤くなっていなかったかい?」
「…あ~、そうだったかな」

 彼女にとっても僕にとっても、苦い過去だ。前に僕がここに来たとき、つい長居をしてしまってい、仕事をしない小町を叱りに来た映姫さんに捕まってしまったのである。そのあと、向こうの僕が意識を取り戻しまた意識を失ったり取り戻したりしている間に、間断なく説教が続いた。そのころの後遺症なのか、今でも必ず映姫さんと話すときは、敬称で逃げ腰だ。もう二度とあんな思いは…

「あら、霖之助さん。久しぶりですね」

 したく、なかったなぁ…。



 

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